10人の漫画家プロフィール

© 池上遼一
36.9cm×23.8cm
「波険し鯛の一跳ね」
池上 遼一(いけがみ りょういち)
劇画家。1944 年福井生まれ。大阪で看板屋の仕事の傍ら漫画を描き、1961 年貸本漫画誌でデビュー。
上京後、水木しげるのアシスタントを経て、メジャーデビュー。
代表作に『男組』『クライング フリーマン』『サンクチュアリ』など。
主な個展に「極 池上遼一展」(越前市武生公会堂記念館、2019 年)、
「池上遼一『全身全霊』展」(アングレーム市立美術館、2023 年)。
1995 年インクポット賞。
2001 年『HEAT- 灼熱-』で小学館漫画賞。
2023 年アングレーム国際漫画祭特別栄誉賞。
2024 年『トリリオンゲーム』で小学館漫画賞。
大阪芸術大学教授。

© 池田理代子プロダクション
36.0cm×25.9cm
「道行八景 おすかるとあんどれ」
池田 理代子(いけだ りよこ)
劇画家、声楽家。1947 年大阪生まれ、千葉育ち。1967 年プロデビュー。
1972 年に連載を開始した『ベルサイユのばら』が大ヒット。
同作は宝塚歌劇団による舞台化、実写映画化、テレビアニメ化など社会現象に。
ほか代表作に『おにいさまへ…』『栄光のナポレオン- エロイカ』など。
45 歳で音楽の道を志し、1995 年に東京音楽大学声楽科に入学。
声楽家として活動し、オペラのプロデュースなども行う。
1991 年二科展入選、
2020 年第一歌集『寂しき骨』出版と、多彩な才能を見せる。
1980 年『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会優秀賞。紺綬褒章。レジオンドヌール勲章。

©「攻殻機動隊SAC_2045」製作委員会
25.0cm×36.3cm
「駒形橋」
イリヤ・クブシノブ
イラストレーター。1990 年生まれ。ロシア出身、日本在住。
学生時代よりゲーム会社で働き、大規模多人数同時参加型オンラインRPG で使用される
アバターやアイテムをデザイン。次いでモーションコミック制作会社で監督を務める。
2014 年に来日、フリーランスとして活動。2015 年国際漫画賞で入賞。
映画「バースデー・ワンダーランド」(2019 年)のキャラクターをはじめとする各種デザイン、アニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」(2020 ~ 23 年)のキャラクターデザイン、アニメシリーズ版「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(2024 年)の演出・絵コンテ・作画監督を担当。

© こうの史代
24.3cm×37.3cm
「微生物採集之圖」
こうの 史代(こうの ふみよ)
漫画家。1968 年広島生まれ。漫画家を目指し大学を中退して上京。
1995 年プロデビュー。
2004 年『夕凪の街 桜の国』で手塚治虫文化賞新生賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
2009 年『この世界の片隅に』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。
同作は2度TV ドラマ化され、2016 年に劇場アニメ(監督:片渕須直)が公開された。
2013-14 年朝日新聞の連載小説『荒神』(宮部みゆき)の挿画を担当。
主なグループ展に「The Citi exhibition: Manga」(大英博物館、2019 年)。比治山大学美術科客員教授。

© さいとう・たかを/さいとう・プロダクション
24.3cm×35.9cm
「天眼鏡」
さいとう・たかを
漫画家。1936 年和歌山生まれ。1955 年プロデビュー。貸本向け漫画誌の中心的存在として大阪で活動。
1960 年『台風五郎』が大ヒット。活動拠点を東京に移し「さいとう・プロダクション」を設立。
1968 年より日本の劇画の代名詞とも言える代表作『ゴルゴ13』の連載を開始。同作で小学館漫画賞を2度受賞。
2017 年より連載50 周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」が全国を巡回。
2018 年手塚治虫文化賞特別賞。紫綬褒章。旭日小綬章。
2021 年没。
作品収蔵先に横手市増田まんが美術館。
2022 年日本漫画家協会賞文部科学大臣賞。正六位

© 里中満智子
37.0cm×24.7cm
「各時代美人図」
里中 満智子(さとなか まちこ)
漫画家。1948 年大阪生まれ。16 歳で第1回講談社新人漫画賞を受賞しプロデビュー。
以後、半世紀にわたる作家活動の中で発表した作品は500 タイトル以上。歴史を題材にした作品も多く、
1983 年に連載開始し2015 年に完結した大作『天上の虹』は持統天皇を主人公にした作品である。
また神話や聖書、名作オペラなどもコミカライズも手がける。
代表作に『あすなろ坂』『アリエスの乙女たち』『狩人の星座』など。
1974 年『あした輝く』『姫が行く!』で講談社出版文化賞。2006 年日本漫画家協会賞文部科学大臣賞。
文化功労者。日本漫画家協会理事長。大阪芸術大学教授。

© バロン吉元
35.5cm×24.0cm
「鴎下芸妓図『柔侠伝』より」
バロン 吉元(ばろんよしもと)
漫画家、画家。1940 年旧満州生まれ、鹿児島育ち。1959 年プロデビュー。代表作『柔侠伝』シリーズなどの作品を通じて、劇画ブーム全盛期の一翼を担う。1980 年渡米しマーベルコミックで執筆。
帰国後、執筆活動と並行し別名で絵画制作を行い現創展を中心に作品を発表。
2003 年文化庁文化交流使(スウェーデン)。2015 年雅号を統一。
主な個展に「画業60 年還暦祭 バロン吉元☆元年」(弥生美術館、2019 年)、「Baron Yoshimoto GEKIGACORE」(GR2Gallery、2020 年)。
2013 年現創展東京都知事賞。
2019 年日本漫画家協会賞文部科学大臣賞。日本漫画家協会理事。

© ビッグ錠
24.1cm×33.9cm
「お前たちタコ焼きにしてやる!」
ビッグ 錠(びっぐ じょう)
漫画家。1939 年大阪生まれ。高校2年次に貸本漫画家デビュー。
一度上京するも1961 年に帰阪、デザイナーとして働き1964 年に独立。
デザインの仕事の傍ら描いた風刺漫画が『平凡パンチ』などの雑誌で採用される。
1968 年再上京し少年誌デビュー。料理・グルメ漫画を描いてヒットを飛ばす。
代表作に『包丁人味平』『一本包丁満太郎』など。
1972 年以降藤沢市湘南台に住み、2017 年より自治体とともに作品の展示やトークショーなど
地域活性化のためのイベントを継続的に開催。また紙芝居を通じて戦争の記憶を伝える活動も行う。
日本漫画家協会理事。

© 安彦良和
23.8cm×36.3cm
「深川万年橋下」
安彦 良知(やすひこ よしかず)
漫画家、アニメーション作家。1947 年北海道生まれ。学生運動に参加し大学を除籍。
上京後、虫プロのアニメーターを経て、創英社にて「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインと
アニメーションディレクターを担当。「クラッシャー・ジョウ」シリーズでは劇場版アニメの監督を務める。
のち漫画家に転身し『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』『ヴイナス戦記』などを発表。
2024 年より回顧展「描く人、安彦良和」が全国巡回中。
1981/2012 年星雲賞。
1990 年日本漫画家協会賞。
2021 年日本アカデミー賞協会特別賞。
2024 年井上靖記念文化賞特別賞。
日本漫画家協会理事。
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